LOTE MAESTRO for Alcoholic Beverages Confusable with MAESTRO for Tequila

USPTO

As for the words, LOTE appears above and in a larger font than MAESTRO, likely emphasizing the connotation of the words as a high quality batch of tequila. The visual prominence of LOTE is tempered somewhat by its descriptive meaning. The font itself is a simple one, and because Petitioner’s MAESTRO mark is in standard characters, it could be displayed in any presentation and font size or style, including that used in Respondent’s composite mark. Ultimately, in comparing the marks, we are mindful that under actual marketing conditions, consumers do not necessarily have the luxury of making side-by-side comparisons, and must rely on their recollections of marks, which are normally general, rather than specific.

USPTO > TTAB > Maestro Tequilero, S.A. de C.V. v. Gildardo Partida Hermosillo, Cancellation No. 92074808 (February 10, 2026)

□ batch:一束、一団、1回分、ひとまとまりの数量、束、群れ
□ prominence:目立つこと、卓越、顕著、有名
□ temper:〔動詞〕和らげる、加減する、穏やかにする
□ ultimately:最後に、ついに、結局
□ mindful:気を配る、意識する、~を覚えている、~を心に留める
□ have the luxury of ~:~の余裕がある、~するというぜいたく[わがまま]が許されている
□ recollection:記憶、想起、回想、思い出すこと


対訳

アルコール飲料における「LOTE MAESTRO」は、テキーラの「MAESTRO」と出所混同のおそれあり

文字部分に関して、「LOTE」が「MAESTRO」の上部に、且つ、より大きなフォントで表示されていることから、高品質なテキーラのロットの意味合いを強調しているように捉えられる。「LOTE」の語の記述的な意味により、その目立つ外観の特徴は、幾分か軽減される。書体自体シンプルで、しかも、請求人の商標「MAESTRO」は標準文字であることから、複数の要素からなる被請求人商標中に使用される場合も含め、あらゆる態様や大きさ、スタイルで表示され得る。被申立人の複合商標で使用されているものも含む。結局のところ、現実の取引の実情において、需要者は、両商標を左右に並べて比較する余裕が必ずしもあるわけではなく、通常は、両商標に対するはっきりとしたというより、むしろ、一般的な記憶に頼らざるを得ない点、両商標の比較検討に際し留意する必要がある。


今日のポイント

The visual prominence of LOTE is tempered somewhat by its descriptive meaning.

商標構成中の目立つ部分が、実は自他識別力が低い場合、当該部分は、商標の類否においてどう評価されるのか。これは、商標実務において、よく直面する課題の一つです。本件のように、大きく表示された文字部分は、需要者の目に留まりやすいため、当該文字を手掛かりに、需要者は他社の商品と区別するようになることが期待されます。だとしても、その文字が、例えば、牛乳(商品)における「MILK」の場合、”どういった商品”であるかを明らかにしているだけで、”誰の商品”かは見分けられません。結局、商標で大切なことは、目立つことではなく、他社と見分けられるかです。そのため、商標としての機能を発揮しないけど目立つ部分は、その効果が半減するというのは、的を得た指摘と言えます。